毎年の一時帰国、通信は「帰るたびに借りる」か「置いたままにする」か|帰る回数と滞在日数で、1年ぶんを数え直す
毎年1〜2回、数週間だけ日本に帰る人の通信費を、1回ぶんではなく1年ぶんで数え直します。帰る…
出店場所が毎回変わる商売では、回線を一本引くという解決策がそもそも使えません。キッチンカーはその典型で、昨日は公園、今日はオフィス街の広場、来週は郊外のイベント会場——場所が変われば電波の入り方も変わります。それでも決済端末と注文の受け取りは、どの場所でも同じように動いてもらわないと困ります。
この記事では、キッチンカーの通信を「スマートフォンのテザリング」「年契約の据え置き回線」「出店する日だけ一台足す」の三つに分け、決済が止まるリスク・ひと月の総額・やめやすさという三つの軸で分解します。金額は契約先によって変わるので、ここで扱うのは費用の“かたち”です。

先に被害のほうを整理しておきます。キッチンカーで通信が切れたとき、止まるのは次の四つです。
通信量そのものは大きくありません。決済1件のやり取りは数十キロバイト程度で、量ではなく「切れないこと」が価値です。ここを取り違えると、容量の大きいプランを選んだのに昼のピークで止まる、という外し方をします。
同じ市内でも、建物の谷間・地下通路の上・河川敷・山あいの会場では電波の入り方がまったく違います。前回つながった事実は、次の場所の保証になりません。下見のときにスマートフォンで一度確認しておくだけでも、当日の慌て方が変わります。
キッチンカーの売上が立つ時間帯は、周囲の人が同時にスマートフォンを使う時間帯と完全に重なります。混雑の影響は時間帯でくるので、朝のテストでは再現しません。原因の切り分け方は別記事に整理してあります。
車体は金属で、調理中は熱がこもります。端末を運転席のダッシュボードに置きっぱなしにすると、夏場は高温で動作が不安定になることがあります。置き場所は電波と温度の両方で決めるのが安全です(影響の度合いは機種と環境により異なります)。

追加の契約がいらないのが最大の利点です。出店が月に数回なら、これで足りることもあります。弱点は三つ。通話や通知で接続が途切れやすいこと、本体の電池が営業時間の途中で尽きること、そして店主のスマートフォンが決済のインフラを兼ねてしまうことです。三つ目が効いてきて、スマートフォンを置いて買い出しに出られなくなります。
専用の端末を一台持つ形です。毎日出店するなら、月あたりの単価はいちばん下がります。弱点は、出店ペースが落ちた月も同じ金額が出ていくことと、契約期間の縛りです。キッチンカーは天候・季節・イベントの有無で稼働日数が大きく振れる商売なので、年間の平均ではなく「いちばん出店しない月」で見ておくと判断を誤りません。
必要な月にだけ容量を足す形です。稼働日数が月によって倍半分になる商売とは相性がよい一方、毎日出店するなら据え置き契約のほうが安くなる可能性があります。判断の分かれ目は「月に何日出るか」ではなく「出ない月があるか」でした。出ない月がゼロなら②、出ない月が年に二か月以上あるなら③を一度計算してみる価値があります。
金額を比べる前に、自分が月にどれくらい使うのかを出しておきます。以下はあくまで目安で、環境と使い方により変わります。
つまり決済と告知だけなら月に数ギガバイトで収まり、動画を毎日上げるかどうかで桁が変わるという構造です。大容量プランが要るかどうかは、ここを数えてから決めてください。

単発のイベント出店で会場Wi-Fiが混むという話は別の記事に書きました。あちらは「その日だけどう乗り切るか」、この記事は「毎週続く商売の通信費をどう設計するか」です。単発なら当日の工夫で足りますが、営業として続けるなら、通信は設備ではなく毎月出ていくコストとして組み込んだほうが判断が速くなります。
通信速度・容量・費用はいずれも目安であり、場所・時間帯・契約内容・機種によって変わります。導入の前に、必ずご自身の出店条件で確かめてください。
使う月だけ使える、チャージ式のWiFi
出店が多い月だけ容量を足して、休む月は寝かせておけます。稼働日数が月ごとに振れる商売と相性のよい形です。
365チャージWiFiを見る
コメントを残す