毎年の一時帰国、通信は「帰るたびに借りる」か「置いたままにする」か|帰る回数と滞在日数で、1年ぶんを数え直す
毎年1〜2回、数週間だけ日本に帰る人の通信費を、1回ぶんではなく1年ぶんで数え直します。帰る…
夜の9時に鳴った通知が仕事の連絡なのか、家族のメッセージなのか。画面を見るまで分からない状態が続くと、人は「スマホをもう1台持とうか」と考え始めます。きっかけは節約ではなく、混ざっていることのほうです。
ところが調べ始めると、出てくるのは他人の月額を並べた表ばかりで、自分の場合にいくら増えるのかが分かりません。理由はひとつで、何を分けたいのかを決めないまま金額だけを比べているからです。分けたいのが通話や連絡先なのか、それとも作業する画面とデータなのか。ここが決まると、見るべき支払いの欄がぐっと減ります。

月額だけを見比べると順番が入れ替わります。そこで、お金を「始めるとき」「毎月」「使わない月」「やめるとき」の4つの欄に分けてから並べます。
それぞれの欄には、支払いの名前と、自分に適用される条件を書きます。分からない欄を無料と決めつけず、「契約先の画面で確認」と書いて残しておくほうが、あとで正しく直せます。

申し込みのときの手数料や端末の代金など、初回だけ出ていくお金を置く欄です。手数料があるかどうか、いくらかは契約先ごとに違うので、画面や書面で確認します。
端末代は、一度に払う分をここに、分割で払う分を②に書くと整理できます。同じ端末代を両方の欄に重ねて数えないようにしてください。
いま持っている端末をそのまま使えるのか、買い足すことになるのかで、この欄の重さは大きく変わります。先に手元の端末が使えるかを確かめてから金額を入れてください。
毎月の基本の料金と、端末の分割の支払いを分けて書きます。通信の料金だけを見ていると、同じ月に出ていく端末代を見落としやすくなります。
いま使っている契約を残すなら、その支払いも比較の土台です。今の支払いと、これから足す支払いを別の行にしておくと、「何が増えるのか」だけを取り出せます。
出張も外回りもなかった月に、それでも残る支払いを書く欄です。ここが1年の総額をいちばん大きく動かします。
②を別の角度から見る欄なので、②と③を足し算しないでください。見たいのは「使わなくても出ていく部分がいくらか」です。
やめるときの費用が決められているか、端末の分割の残りがあるかを確認します。途中で契約をやめても、端末の残りの支払いだけが残ることがあります。
解約にともなうお金と端末代は、別々の行に書きましょう。やめる時点で何が残るかは、契約先の画面や書面で確認します。
同じ4つの欄に3つのやり方を置くと、どの欄が重いかがやり方ごとに違うことが見えてきます。すべての欄に費用があると決めつけず、自分の契約条件で埋めてください。

通話のできる契約をそれぞれに用意するので、連絡先も画面も完全に分かれます。仕事の電話を分けたい人が最初に検討するやり方です。
そのかわり、①から④までのすべての欄に、契約ごとの支払いが二重に乗ります。初回の費用、毎月の料金、使わない月に残る分、終わるときの支払いを、2契約ぶん並べて確認しましょう。
持ち物は増えないまま、契約だけを分けるやり方です。端末がその入れ方に対応しているかを先に確認し、条件は契約先の画面で確認します。
端末が1台でも、契約は2つなので②は二重のままです。これは回線を使い分ける仕組みで、通知やアプリの置き場所が分かれるわけではありません。画面そのものを分けたかった人には、目的に届かないことがあります。
データだけの1台を足しても、通話はできるようになりません。ここで気をつけたいのは、「データだけ」という呼び名ではなく、通話に対応しているか、番号あての短い文字の連絡に対応しているかで見ることです。データ向けの契約でも短い文字の連絡だけは使えることがあり、逆に番号らしきものが割り当てられていても通話はできないことがあります。
逆に、分けたいのが作業用のデータだけなら、番号のぶんの支払いを増やさずに済みます。③の欄を軽くできるかどうかは支払いの仕組みしだいなので、「データだけ」という呼び名だけで判断しないでください。
4つの欄と3つのやり方で12マス。ここを契約先の画面から写すだけで、他人の比較表ではなく自分の総額が出ます。金額だけでなく「いつ、何に対して払うのか」を添えておくと、あとで見返したときに判断できます。
外に出る月が年に数えるほどしかない人は、①②④が同じくらいでも③の欄で差がつきます。使う月の料金ではなく、使わなかった月に何が残るかが総額を決めるからです。
そのため、むらが大きい人の候補には「使う月だけ足す」形が入ってきます。365チャージWiFiは、使う容量を買って365日以内に使い切るチャージ型で、月ごとの固定費でも、日数で課金するレンタルでもありません。③の欄の考え方がほかの2つと変わるので、同じ表に並べるときは、容量を買った支払いを毎月の固定費と混ぜずに別の行へ書いてください。
必要な容量の目安は、使い方や場所によって変わります。はじめから多く見積もるより、いまの端末に出ている使用量の画面を1か月ぶん見てから決めるほうが、12マスの表が現実に近づきます。
年間でならしたい人は使う月と使わない月がある人の通信費を12か月で分解する考え方を、そもそも2本目が要るのか迷っている人は1年持ち歩いて実際に使った日数を数えた記録をあわせて読んでみてください。
仕事の電話まで分けたいなら、通話に対応した契約が2つ必要です。分けたいのがデータと作業の画面だけなら、ふだんの1台にデータだけの1台を足す形で足ります。ここを先に決めるだけで、比べる相手が3つから1つか2つに減り、いまの契約の変更で足りるのかどうかも見えてきます。

二台持ちの損得は、月々の金額だけでは決まりません。分けたい連絡を決めてから、4つの欄を自分の条件で埋める。その順番で見ていけば、比較表を何枚見ても出なかった答えが、自分の数字として出てきます。
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