紅葉の旧閑谷学校を半日で歩く|楷の木と紅葉全体で見ごろが分かれる理由と、山あいで通信を切らさない持ち方
旧閑谷学校は、楷の木と紅葉全体で見ごろの時期が分かれます。半日で講堂から木々へ歩く順番と、山…
山形市の山寺、正式には宝珠山立石寺。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を松尾芭蕉が詠んだ場所として知られていますが、実際に行ってわかるのはここが想像よりずっと縦に長い寺だということです。参道はほぼ全部が上りの石段で、奥之院までおよそ千段あるとされます。
紅葉の時期に上った半日を、所要時間と休憩の取り方、そして山の上で通信がどう変わったかまで含めて記録しました。混雑期に行く方の下見として読めるようにまとめています。

立石寺は貞観2年(860年)、慈覚大師円仁によって開かれたと伝えられています。岩そのものを信仰の対象にしてきた寺で、堂宇は削られた岩の上や隙間に建てられています。だから平地の寺のように一望できず、上りながら少しずつ姿が見えてくる構造になっています。
芭蕉が『おくのほそ道』でここを訪れたのは元禄2年(1689年)とされます。あの一句は静けさを詠んだものとして有名ですが、実際に石段の途中で足を止めると、音が消えるのではなく、岩に吸われていくような感じがありました。表現が比喩ではなかったのだと思いました。
体力と混雑によって変わりますが、目安としてはこのくらいでした。
石段は段差が一定ではなく、途中から岩を削っただけの箇所も出てきます。スニーカーは必須で、雨上がりは特に滑ります。手すりが無い区間もあるので、両手を空けておけるかばんにしておくと安心です。

参道の終盤にある五大堂は、崖に張り出した舞台造りの展望所です。ここに立つと、いま上ってきた谷がまるごと足元に見えます。麓の集落も線路も、全部小さく見える。千段上る理由がここでようやくわかりました。
紅葉の時期は、この眺めが谷ごと色づきます。混雑もこの時期がいちばんで、五大堂は狭いので順番待ちになることがあります。早い時間に着いておくと、待ち時間がかなり違いました。

最寄りはJR仙山線の山寺駅で、駅から登山口までは歩いて数分です。仙台からも山形からも一時間かからない位置にあり、電車の本数は多くないぶん、行きの時刻より帰りの時刻を先に決めておくほうが楽でした。車の場合は門前に有料駐車場がいくつかありますが、紅葉期は午前中で埋まりやすいと感じました。
滞在時間は、参拝だけなら二時間、門前の店で食事や土産を見るなら三時間半ほど見ておくと慌てません。上りきってから戻るまでを一区切りにせず、五大堂で二十分ほど座る時間を最初から予定に入れておくと、この寺はずいぶん印象が変わります。
ここからは通信の話です。あくまでその日その場所での体感なので、電波の入り方は事業者・端末・天候・混雑で大きく変わります。目安として読んでください。
これは山寺に限った話ではなく、谷筋と岩壁にはさまれる地形では、標高よりも「遮られているかどうか」が効くという一般的な話でもあります。立山や佐渡を歩いたときにも、同じ形で読み込みが止まりました。
この場所で困るのは、電波が弱いこと自体より混雑期に人が集中して重くなることでした。対策はシンプルで、現地で読み込む予定のものを、麓にいるうちに手元へ落としておくことです。
紅葉の時期の山寺のように、年に一度あるかどうかの外出のために回線をもう一本持ち続けるのは、費用の形として噛み合いません。旅行や行事のある月にだけ容量を足して、使わない月は寝かせておけるほうが、こういう出かけ方には向いています。
使う月だけ使える、チャージ式のWiFi。契約期間の縛りがなく、必要な月に容量を足すだけ。使わない月は0円のまま端末を持っておけます。
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