モバイルWiFiの本体は、いつ替えるのか|持ち時間・つながるまでの手数・一年で使った回数の三つで、買い替えと持ち方の見直しを分ける
モバイルWiFiの替え時は、使った年数では決まりません。同じ使い方をしたときの持ち時間・つな…
秋から子どものオンラインレッスンを始めるご家庭が増える時期です。英会話でもプログラミングでもピアノでも、共通しているのは決まった時間に、決まった長さだけ、途切れずにつながっていてほしいという一点です。ところがその30分は、たいてい家じゅうがいちばん通信を使っている時間帯と重なります。ここでは、家のWiFiを解約せずに残したまま、レッスンの時間だけ回線を分けるという併用のしかたを整理します。数値はすべて目安で、環境や契約によって変わります。

オンラインのレッスンで使う通信量そのものは、実はそれほど大きくありません。映像つきの通話は、画質にもよりますが1時間あたり0.3〜1GB程度が目安です。30分のレッスンなら0.2〜0.5GB前後。動画の見放題を1時間流すのと同じか、少し軽いくらいの量です。
それでも「レッスンのときだけ止まる」ことが起きるのは、量ではなく同じ時間に何が動いているかのほうが効くからです。夕方から夜にかけては、家族が動画を見て、ゲームが更新を落とし、写真が自動でクラウドへ上がっています。回線としては足りていても、その瞬間に順番待ちが起きると、映像通話はいちばん先に影響が出ます。止まるのではなく、相手の声だけが遅れて届くという形で出るのが厄介なところです。

併用を考える前に、一度だけ手を動かしておくと後が楽になります。レッスンの曜日と時間に、家の中で何台がつながっているかを数えることです。ふだん意識していない端末が3台も4台も出てくることが珍しくありません。おおよその内訳は次のようになります。
この表を眺めると、レッスン自体は軽いのに、まわりが重いという構図が見えてきます。だから対処も「回線をまるごと大きくする」より、ぶつかっている相手をずらすか、レッスンだけ別の道に乗せるかのほうが早く効きます。
いちばん確実なのはこれです。レッスンに使うタブレットやパソコンだけを、家のWiFiではなく手元のモバイルルーターにつなぎます。家族の動画やバックアップとは物理的に別の道になるので、順番待ちが起きません。月2〜4GB程度あれば足りる使い方なので、大きな容量を用意する必要はありません。
ふだんは家のWiFiで問題がなく、夜だけ不安定という場合は、レッスンの時間帯だけ切り替える運用でも足ります。切り替えるのは端末の設定ひとつなので、始まる5分前に変えるだけです。うまくいく日が続けば①へ寄せ、逆に問題が起きなければ元に戻せばよく、やめる判断がしやすいのが利点です。
習い事は、続くかどうかが数か月たたないと分かりません。最初から固定費を増やすと、やめたあとに解約の手間が残ります。使う月だけ容量を買い足せる形なら、体験期間と最初の数か月だけ足して、続くと決まってから考え直せます。期間で区切る考え方は受験の数か月だけ回線をもう一本足すという選択にも書きましたが、習い事の場合は期間よりも「週に何回・何時から」で区切るほうが当てはまりやすいと感じています。

回線を分けたあとは、次の三つだけ見ておけば十分です。ひとつめは残量。週2回のレッスンなら月2〜4GBが目安なので、月の後半で半分以上残っていれば余裕があります。ふたつめは置き場所。ルーターを机の下や金属の棚の中に置くと届きにくくなるので、レッスンをする部屋の見える位置に出しておきます。みっつめは充電。始まる直前に電池切れに気づくのがいちばん困るので、レッスンの前日に挿しておく決まりにすると事故が減ります。
家の回線でどれくらい足りるのかを先に知りたい方は子どもの学習タブレットは家のWiFiで足りるかを、用途ごとの通信量の目安はスマホの動画・SNSは何GB使うのかを、いま何日ぶん残っているかの数え方は残量から「あと何日使えるか」を逆算する方法をあわせてどうぞ。
おすすめの順番は、①レッスンの端末だけを分ける、②1か月ぶんの残量を見る、③続けると決まったら容量を決め直す、の三段です。最初から完成させようとせず、いちばん困っている30分だけを先に守るほうが、費用も手間も小さく収まります。レッスンが続かなかったときにやめやすい形にしておくことも、結果として長く続けるコツだと思います。
買い切りの本体に、必要な月だけ容量を足して使うかたちです。使わない月に基本料が積み上がらないので、月ごとの差が大きい使い方と相性がよく、「足りなくなったときにどうするか」を先に決めておけます。
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