毎年の一時帰国、通信は「帰るたびに借りる」か「置いたままにする」か|帰る回数と滞在日数で、1年ぶんを数え直す
毎年1〜2回、数週間だけ日本に帰る人の通信費を、1回ぶんではなく1年ぶんで数え直します。帰る…
スマホの契約はそのままで、通信だけを足したい。そう考えたときの選択肢が「eSIM」と「モバイルWiFi」です。名前は聞くけれど中身がよく分からない、という声をよくいただきます。
この記事では、国内で使う前提でこの2つを5つの条件で比べます。どちらが優れているという話ではなく、条件によって答えが変わるのがこのテーマの結論です。ご自身がどれに当てはまるかで読み進めてください。
eSIMは、スマホの中に組み込まれたSIMに、あとから回線情報を書き込んで使う仕組みです。カードの抜き差しがなく、申し込んだその場でオンラインで開通できるのが特徴です。ただしスマホ本体がeSIMに対応している必要があります(対応していない機種では使えません)。
モバイルWiFiは、通信する小さな機械を1台持ち歩き、そこにスマホやPCをWi-Fiでつなぐ形です。機械が1つ増えるかわりに、つなぐ側の端末を選びません。古いタブレットでも、Wi-Fiしか使えないゲーム機でもつながります。

| 条件 | eSIM | モバイルWiFi |
|---|---|---|
| ①つなぐ台数 | 基本はスマホ1台(テザリングで分けることは可能) | 複数台をまとめてつなげる |
| ②端末の条件 | eSIM対応機種が必須 | Wi-Fiにつながる端末なら何でも可 |
| ③使わない月 | プランにより月額が発生することがある | チャージ式なら使う月だけという選び方ができる |
| ④持ち物・電池 | 荷物は増えない。スマホの電池だけ気にすればよい | 機械を1つ持ち歩き、その充電が必要 |
| ⑤仕事と私用の分離 | 1台の中で回線を分けられる | 機械ごと分けられるので家族・チームで共有しやすい |
※通信の速さや電池のもちは、電波状況・利用時間・接続台数によって大きく変わります。ここでの記載はあくまで仕組み上の目安です。
迷ったときは、まず「つなぐのはスマホ1台だけか」と「その機種はeSIMに対応しているか」の2つだけ確認してください。ここで答えが出る方がかなり多いはずです。スマホ1台だけ・eSIM対応機種なら、eSIMのほうが身軽です。逆にPCもタブレットも子どものゲーム機もつなぐなら、モバイルWiFiのほうが素直です。
持ち物を増やしたくない、つなぐのはスマホとノートPCくらい。この場合はeSIMを入れて、PCはスマホのテザリングでつなぐのが軽い構成です。ただしテザリング中はスマホの電池の減りが早くなる点だけ、モバイルバッテリーで補ってください。

大人2人+子ども2人で移動する日は、地図・渋滞情報・後部座席の動画が同時に動きます。台数が増えるほどモバイルWiFiが向きます。1台にまとめておけば、誰かのスマホだけが先にギガを使い切る、という事態を避けやすくなります。
引っ越しの開通待ち、繁忙期だけの在宅勤務、夏休みの帰省。年に数か月しか要らないという使い方なら、月額が毎月かかる契約はもったいない。チャージ式のように使う月だけ支払う形が合います。

eSIMはオンラインで完結するので、その日のうちに使えることが多いのが強みです。一方でモバイルWiFiは機械が手元に届く必要があります。出発の前日に思い立つと間に合わないことがあるので、旅行や引っ越しの予定が決まった時点で手配しておくのが安全です。
どちらを選ぶにせよ、「いつから使いたいか」を先に決めてから申し込むと失敗しません。
端末がeSIMに対応していても、SIMロックが残っていたり、対応している周波数帯が合わなかったりすると、思ったように使えないことがあります。中古で手に入れた端末を使う場合はとくに、購入前にその端末が対象かどうかを提供元のページで確認してください。ここを飛ばすと、開通できずに時間だけが過ぎます。
大容量をうたうプランでも、短時間に大量の通信をしたときに速度が変わる場合があります。これはeSIM・モバイルWiFiのどちらにもある話で、どちらが良い悪いではありません。自分が月にどれくらい使うのかを先に把握しておくほうが、表示の文言を比べるより確実です。目安は関連記事にまとめています。
いちばん後悔が出やすいのがここです。使わない月にも月額が発生するのか、止められるのか、止めるのに手数料がかかるのか。数か月だけ使う予定なら、この一点で総額が変わります。短期の利用が前提なら、期間の縛りがない形を選んでおくと、あとから困りません。
「毎月は要らない。使う月だけ、必要なぶんだけ払いたい」——そんな使い方に合わせたのが365チャージWiFiです。契約期間の縛りがなく、必要なときにギガをチャージして使えます。複数台を同時につなげるので、家族の移動や来客時にもそのまま使えます。
[…] 自分のスマートフォン一台だけで足りるなら、これが一番身軽です。ただし端末が対応しているか、回線のロックがかかっていないかの確認が要ります。家族のぶんや、ノートパソコン・タブレットまで面倒を見ようとすると枚数が必要になります。データ通信だけで日本の電話番号が付かないものを選ぶと、銀行や行政の手続きで求められる短い認証番号を受け取れず、そこで止まることがあります。eSIMと持ち運べる一台の違いは別の記事で五つの条件に分けて比べていますので、迷ったらそちらもどうぞ。 […]
[…] eSIMとモバイルWiFi、国内で使うならどっち?(一台を用意する側の選び分け) […]