毎年の一時帰国、通信は「帰るたびに借りる」か「置いたままにする」か|帰る回数と滞在日数で、1年ぶんを数え直す
毎年1〜2回、数週間だけ日本に帰る人の通信費を、1回ぶんではなく1年ぶんで数え直します。帰る…
親の家に月に何度か通うようになると、行くたびに同じことで足が止まります。実家では、通信が思ったように使えない。年配の親が光回線を引いていない、引いていても機器の場所が分からない、契約書がどこにあるか誰も知らない——このどれかに当たります。
それでも、行った先でやることは意外と通信が要ります。役所や施設の書類を確認する、病院の予約を取り直す、写真を兄弟に送る、仕事のメールを見る。滞在は月に数日なのに、その数日だけは家にいるのと同じくらいつながっていてほしい。この記事では、その「行く日だけ」をどう用意するかを、費用の考え方と一緒に整理します。金額はいずれも目安で、条件によって変わります。

ここを混ぜたまま考えると、だいたい高いほうへ倒れます。用意すべきものが違うからです。
前者の考え方は離れて暮らす親にネットを用意するなら?にまとめてあります。この記事は後者、自分が持っていく側の話です。
滞在中にやることを書き出すと、必要な量はだいたい見当がつきます。以下は目安で、画質や設定によって上下します。
足すと、2泊3日で3〜5ギガバイトあたりが一つの目安になります。動画をあまり見ないなら、もっと少なくて済みます。使う量の考え方は使う月と使わない月がある人の通信費は、12か月で分解すると答えが出るも参考になります。

どれか一つに決める必要はありません。組み合わせたほうが安く、しかも切れにくくなります。
いちばん手軽です。追加の持ち物がゼロで、その場ですぐ使えます。弱点は二つ。ひとつは電池——テザリングをつけたままだと、夕方には残量が心配になります。親の送迎や買い物で外に出る日は、スマホの電池はできるだけ残しておきたいところです。もうひとつは容量——月の後半に帰省が重なると、そこで速度制限に当たります。
すでに光回線があるなら、これがいちばん安上がりです。ただし現実には、機器の場所が分からない、暗号キーの控えが無い、機器が古くて調子が悪い、といった理由でその場では使えないことがよくあります。次に行くときのために、暗号キーの控えを一枚作って冷蔵庫の横に貼っておく——これだけで翌月の自分が助かります。
行く月だけ容量を入れて使い、行かない月は寝かせておける形です。月に数日という使い方とは相性がよく、行かない月に固定費が積み上がらないのが利点になります。端末を実家に置いたままにできるので、持ち忘れも起きません。弱点は、地域によって電波の入り方に差があること。初回は必ず、居間だけでなく寝室と台所でも一度つないでみてください。
私が落ち着いたのは、ふだんは持っていった一台につなぎ、外に出る短い時間だけスマホのテザリングに切り替えるという形でした。逆にすると電池が持ちません。役所や病院の待ち時間に資料を見るくらいなら、スマホ側で十分間に合います。

つながらないときの切り分けはモバイルWiFiが圏外になったとき、上から順に試す7つのことに順番どおり書いてあります。
比較のときに、月額だけを並べても答えが出ません。年に何回行くかを先に決めて、12か月ぶんの合計で見るのが早道です。月に2回行く人と、年に4回だけ行く人では、向いている形がまったく変わります。
年4回なら、行く月だけ容量を入れる形が軽く済みます。ほぼ毎月通っていて滞在も長いなら、実家に常時の回線を用意するほうが結果的に楽なこともあります。「毎月かかるか」「使った月だけかかるか」の違いが、年単位ではいちばん効きます。固定回線を引かない判断の考え方は一人暮らし・単身赴任で固定回線を「引かない」判断が近い話です。
親の家の通信は、「親が毎日使うのか」「自分が行った日だけ使うのか」を分けた時点で、半分は答えが出ます。後者なら家に回線は要らず、持っていく一台と、スマホのテザリングの使い分けで足ります。
そのうえで、行く前に資料を落としておく・自動同期を切る・置き場所を決めておく。この三つをやっておくと、当日に慌てる場面がほとんど無くなります。夏の帰省まわりの備えは実家に帰省、ネットがつながりにくい…夏の“つなぎ”にも書きました。
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