モバイルWiFiの本体は、いつ替えるのか|持ち時間・つながるまでの手数・一年で使った回数の三つで、買い替えと持ち方の見直しを分ける
モバイルWiFiの替え時は、使った年数では決まりません。同じ使い方をしたときの持ち時間・つな…
サブ回線を持つかどうかは、たいてい「あると安心らしい」で止まります。私も一年前はそこで止まっていました。実際に一年持ち歩いてみて、いちばん知りたかったのは「結局、何日使ったのか」でしたが、その数字はどこにも書いてありません。
そこで自分で数えました。結論を先に書くと、一年で実際に使ったのは十九日です。少ないと見るか、それだけあれば十分と見るか。判断できるように、使った日と使わなかった月をそのまま並べます。数字は筆者の一年ぶんの記録で、使い方によって大きく変わります。
ためらった理由は三つでした。ひとつめは、月に何度も出張するわけではないのに毎月払うのかということ。ふたつめは、いざというときに限って充電が切れていそうだということ。みっつめは、そもそもホテルにも駅にも無料のWiFiがある時代に要るのか、ということです。

三つめは実際そのとおりで、無料WiFiが問題なく使えた日も多くありました。以下は「使えなかった日」の記録という意味でもあります。
内訳はこうです。出張と遠方の打ち合わせで十一日。自宅の回線が落ちた日が二日。カフェや移動中の作業で四日。家族の帰省に持たせたのが二日。合わせて十九日でした。
意外だったのは、出張の全日ではなかったことです。宿のWiFiが十分速い日は使っていません。使ったのは「宿のWiFiが混む時間帯」と「会議のある日の朝」に集中していました。夜二十時台のホテルは同じ建物の全員が同時に使うので、体感で目に見えて遅くなります。ここは環境によって差が大きい部分です。

自宅の回線が落ちた二日は、どちらも平日の日中でした。復旧の見込みが分からない時間帯に会議が入っていて、このときだけは代わりが利きませんでした。在宅ワークと出張の予備回線で書いたとおり、止まったときに困るのは速度ではなく「いつ戻るか分からないこと」のほうです。
使わなかった日の条件も書いておきます。宿や店の無料WiFiで足りたのは、①作業がテキスト中心 ②時間帯が午前か昼過ぎ ③自分ひとりで完結する作業、の三つがそろった日でした。逆に足りなかったのは、映像を伴う打ち合わせが入った日と、大きめのファイルを送る必要があった日です。
もうひとつ、無料WiFiは接続のたびにブラウザで同意画面を通す形式が多く、会議の直前にこれをやると間に合いません。速度そのものより、つなぎ直しに何秒かかるかのほうが実務では効きました。
持つ前にいちばん心配していた「いざというときに充電が切れている」は、一年で一度も起きませんでした。理由は単純で、使う日が分かっているからです。前日の夜に充電するだけで足ります。毎日使う道具ではないぶん、管理する回数も少なくて済みました。
重さについても、鞄に入れっぱなしにできる大きさなら意識しなくなります。実際に負担だったのは物理的な重さではなく、使わない月にも料金が出ていく感覚のほうでした。
一年を振り返ると、使った月は五か月に偏っていました。残りの七か月は一日も使っていません。それでも料金は毎月かかります。ここが自分には合いませんでした。
気持ちの問題ではなく、続かなくなる理由になります。使わない月が続くと「解約しようか」と考え、解約した直後に限って必要になる。実際、途中で一度やめようとして、その月に出張が入って思いとどまりました。

一年やってみて残った結論はひとつです。必要なのは回線そのものではなく、必要な月にだけ足せる仕組みでした。年に五か月しか使わないなら、五か月ぶんだけ払えばいい。当たり前のようですが、常時契約が前提だとこの発想になりません。
目安として、月に二〜三日以上そういう場面があるなら足す価値があり、年に一度あるかないかなら足さなくてよい、というのが自分の線でした。何日から「その月だけ足す」が得かで日数の目安を、外で働く日の通信の保険で場面ごとの備え方を扱っています。
通信の速さや快適さは場所・時間帯・端末によって変わります。ここに書いたのはあくまで一人ぶんの記録で、同じ結果になるとは限りません。
買い切りの本体に、必要な月だけ容量を足して使うかたちです。使わない月に基本料が積み上がらないので、月ごとの差が大きい使い方と相性がよく、「足りなくなったときにどうするか」を先に決めておけます。
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