紅葉の旧閑谷学校を半日で歩く|楷の木と紅葉全体で見ごろが分かれる理由と、山あいで通信を切らさない持ち方
旧閑谷学校は、楷の木と紅葉全体で見ごろの時期が分かれます。半日で講堂から木々へ歩く順番と、山…
伊豆急下田の駅を出ると、目の前はふつうの地方都市の駅前です。ところが十五分ほど歩くと、川沿いに石造の蔵となまこ壁の商家が並ぶ一角に出ます。ペリーロードと呼ばれる短い道で、黒船が来た港町だと急に実感する場所です。
下田は、半日あればちょうどよくまわれます。駅からペリーロード、港、そして山の上までを歩いた順に書いておきます。あわせて、海沿いと山の上で通信がどうなるかも書き添えます。旅先としては街中に近いのに、一部だけ事情が変わる場所があるためです。

道そのものは、ゆっくり歩いても十分ほどで端から端まで行けてしまう短さです。ただ、建物を一軒ずつ見ていくと意外に時間がかかります。石を積んだ蔵、黒い瓦、白いなまこ壁と、素材の違う建物が並んでいて、同じ通りとは思えない表情があります。
ここは川沿いなので、写真を撮る位置によっては足元が濡れていることがあります。歩きやすい靴のほうが気楽です。飲食店や小さな店も点在しているので、昼食はこのあたりで取ると効率がよくなります。

ペリーロードから港までは歩いてすぐです。湾内をまわる遊覧船が出ていて、黒船をかたどった見た目をしています。実物ではありませんが、乗ると湾の奥行きが体でわかります。外洋からまっすぐ入ってこられず、いったん折れて奥へ進む形になっていて、船を置くのに向いた地形だというのが一目で納得できました。
港では海風が強い日があります。帽子や軽い上着があると快適です。乗船時間は短めなので、半日の行程に無理なく挟めます。

駅のすぐ近くからロープウェイが出ていて、数分で山の上に着きます。上からは市街と川と港がまとめて見えて、歩いてきた道の位置関係が一気に整理されます。順番としては、最初に上がるより、歩いたあとに上がったほうが面白いと思いました。自分が通った道を上から指でたどれるからです。
山上は風が通るので、季節によっては下よりだいぶ涼しく感じます。展望台からの写真は横向きで撮ると湾の形が収まりやすいです。
駅を出発してペリーロードまで十五分、街並みを見て四十分ほど。港へ移動して遊覧船に乗ると一時間前後。そこから駅に戻ってロープウェイで山上へ上がり、展望を見て降りるまでで一時間強。昼食を挟んで、おおよそ四時間から五時間という感覚でした。朝に着いて昼過ぎに切り上げる、あるいは昼に着いて夕方まで、のどちらでも組めます。
移動はほぼ徒歩で完結するので、荷物はコインロッカーに預けてしまうと身軽です。坂と石畳があるため、キャリーケースを引いたまま歩くのはおすすめしません。
市街地とペリーロードは、地図もキャッシュレス決済も普通に使えました。困ることがあるとすれば二か所です。
ひとつは湾の上です。船に乗っている間は、岸から離れるぶん電波が不安定になることがあります。もうひとつは山の上で、展望台そのものは問題なくても、ゴンドラの途中で一時的に切れることがありました。どちらも短時間ですが、その瞬間に時刻表を調べたり、写真をまとめて送ろうとしたりすると待たされます。
対策は三つで足ります。出発前に下田周辺の地図を読み込んでおくこと、遊覧船とロープウェイの時刻は画面を保存しておくこと、そして現金を少し持っておくことです。これだけで、半日の行程で困る場面はほぼなくなります。
写真を多めに撮る日や、同行者と別行動をする日は、通信の経路をもう一本持っておくと安心です。スマホの回線とは別に一台あると、片方が細くなったときでも地図と連絡を切らさずにすみます。旅先に出る日だけ容量をチャージする使い方なら、ふだんの契約を増やさずに済みます。目安として、地図と写真の共有が中心なら一日で数百メガバイトから1ギガバイト程度を見ておくとよいと思います(使い方や環境によって変わります)。
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下田は、黒船という言葉のイメージよりずっとこぢんまりした町でした。だからこそ半日でひと通り歩けて、湾の形まで自分の目で確かめられます。ペリーロード、港、山の上の三点を順に押さえるのが、いちばん腑に落ちる回り方だと思います。
準備としては、地図と時刻表を先に手元へ落としておくこと。海の上と山の上だけ、少し事情が変わることを覚えておけば十分です。
[…] 下田をペリーロードから寝姿山まで半日で歩く——同じ「歩いてまわる旅先」の通信メモです […]